図書館戦争(小説)
評価:★★★★★(星5)
図書館戦争シリーズは外伝含めてすべて読んでいます。原作サイコー。
(※サイコーといいつつ、ササハラは漫画や映画は見ておりません。すみません)
【良かった所】
・設定が面白い
公序良俗を乱し、人権を侵害する表現を取り締まる法律として「メディア良化法」が設定された世界での物語です。こんな法律実際にはないのですが、実際ありそうでなさそうなリアルちっくな設定、舞台が武蔵野近辺で東京に住んでいる人には身近に感じられるのではないでしょうか?日野とかも出てきます。
・文章が読みやすい
これは図書館戦争に限らないのですが、有川さんの書く小説は読みやすく、感情移入がしやすく、かつ丁寧な文章だと感じられます。
・主人公やキャラに好感が持てる
今作の主人公は女性で熱血直情型のわかりやすい主人公です。なので感情に任せて動くこともあるのですが、主人公の行動に無理がなく、非常に好感が持てます。
他のキャラもかなり魅力的です。特に笠原と堂上の話(やりとり)は毎回ニヤリとしてしまいます。
・話の展開がどのシリーズも面白い
王道も盛り込まれ、かつ王道だけじゃない。独自の設定(メディア良化法等)をすごく深く考えているのが伝わります。毎回話を面白いのでするする読むことができます。文庫1冊分もそれほど分厚くはないので簡単に持ち運べますし、薄すぎるわけでもないので物足りないこともないと思います。いい感じに話が
読んでいない人には本当におすすめしたいシリーズです。